【RAGE】快適動作計画

「RAGE」はデフォルトの状態だと未完成。おおよそ、以下の不具合が出る。
これらの不具合は適切な対応をすることですべて直せるので、ゲームをよりよく楽しむ為に、少しばかりの手間をかける事を推奨する。

Windows Vista
Core2Quad @ 4Ghz
6GB DDR2 (3.2GB OStouchable)
HD6970
1920x1080 4xFSAA
の環境でほぼ常に60fpsでヌルヌル動作。
ティアリングなし、テクスチャ遅延もほぼなし。



※以下すべて、AMDの板の場合、nVidiaは不明。
※近日中に、AMDやベセスダ側で正式な対応ドライバなり修正パッチを用意するはず。本件ではそれまでの対応方法を記す。

■主な不具合
・フレームレートが低い(設定によらず平均30〜40程度)
・振り向いた時などにテクスチャの張り遅れが目立つ
・画面が頻繁にちらつく
・時々クラッシュする

■修正手順
(1)ドライバを更新する
ドライバは、Catalyst11.10pr(=BF3対応ドライバ)を入れる。
RAGE対応のドライバも提供されているが、Vista用は正式に出ていないし、XPにはそもそも使えない。

その後、OpenGL用のドライバだけを単体で最新のものにする。
ここから(http://www.mediafire.com/?u8153rflr4y7war)取ってきて解凍し、「atioglxx.dll」を「rage.exeの置かれているフォルダ(例えばG:\Steam\steamapps\common\rage)」に入れればOK。
これでRAGEに関しては、このドライバが使われるようになる。

※この時点でちらつきとフレームレートの問題は大きく改善される。

(2)設定ファイルを更新する
次に最適動作させる為のグラフィックオプションを設定する。
RAGEではマシンにあわせて自動設定する仕組みになっているが、これがうまく行かない場合があるからだ。

まず、RAGEのインストール先のフォルダの中にある「base」フォルダを開く。
この中に「Rageconfig.cfg」という名前でテキストファイルを新規に作る。
こうしておくと起動時にこの中に記述された設定が使用されるようになる。

次に、設定ファイルの中身を記述する。
先ほど作った「Rageconfig.cfg」をテキストエディタで開き、以下のように記述する。

//---- Rageconfig.cfg
//seta com_videoRam "1024" // この行を未使用にすると落ちにくくなる?
seta com_maxfps "60"
seta image_anisotropy "4"
seta image_usecompression "0"
seta image_filter "GL_LINEAR_MIPMAP_LINEAR"
seta image_preload "1"
seta image_lodbias "-1"
seta image_ignoreHighQuality "0"
seta image_ignoreLowQuality "1"
seta image_useCache "1"
seta image_cacheMegs "125"
seta image_cacheMinK "50"
seta r_swapInterval "1" // Vsync設定(0=VsyncOFF,1=VsyncON)
seta r_useHighQualityPostProcess "1"
seta r_shadowsHighQuality "1"
seta r_displayRefresh "0"
seta r_renderer "best"
seta r_multiSamples "4" // FSAA解像度設定(0 or 2 or 4 or 8 or 16 or 32)
seta r_useHBAO "1"
seta r_useRenderThread "1"
seta r_visDistMult "1"
seta r_useMotionBlur "0"
seta r_skipBump "0"
seta r_skipSpecular "0"
seta r_skipNewAmbient "0"
seta r_shadows "1"
seta r_cgFragmentProfile "best"
seta r_cgVertexProfile "best"
seta vt_lodBias "-1"
seta vt_restart "1"
seta vt_maxaniso "4"

//below is cache settings
seta vt_pageimagesizeuniquediffuseonly2 "8192"
seta vt_pageimagesizeuniquediffuseonly "8192"
seta vt_pageimagesizeunique "8192"
seta vt_pageimagesizevmtr "8192"
//----

記述したら、保存して完成。
詳しい人ならばアレンジしてもよいが、一見うまくいっているようでも不具合の原因になるので注意。

(3)ビデオカードの設定確認
Catalyst Control Center上の設定は以下のようにする。

アンチエイリアス
 モード:アプリケーションの設定を使用する
 フィルター:Standard

・異方向性フィルタリング
 アプリケーションの設定を使用するにチェック

・ポリゴン分割
 いずれにもチェックをせず、レベルを一番左(オフ)にする

・CatalystAI
 テクスチャフィルタリング品質:パフォーマンス
 表面フォーマット最適化を有効にしない(チェックしない)

・垂直リフレッシュを待機
 アプリケーションで指定しない限りオフ

アンチエイリアシングモード
 パフォーマンスでよいが、グラフィックカードの能力に余裕があるならスーパーサンプルAAを試す価値がある

OpenGL設定
 トリプルバッファーリングを使用しない(チェックしない)

※通常、この様なセッティングにすると画質が低下するがRAGEの場合は変わらない。他のゲームをプレイする時は元に戻すこと。

(4)起動させる
ここまで準備出来ていれば、快適な環境でRAGEを楽しめるはず。

■クラッシュする場合のトラブルシューティング
・HDDキャッシュファイル(AppData内に手動で配置するrageフォルダ)を作った場合は、それをフォルダ毎削除しておく(つまりHDDキャッシュは使わない)。
サウンドカードがSoundBlasterの場合は、他の音源(オンボード音源)などを試す。
DirectXやその他WindowsUpdateで取得可能なファイルは最新になっているか?