【FORZA4】 ギア比設定でクルマをトラックに合わせる

結構な数、マルチプレイでプレイしたけれど、テクニック勝負になるコーナーはともかく、直線で速いクルマにおいて行かれると
「このクルマでは勝てねえ!」
と機材のせいにしたくなる。

クルマがすべてとは言わないまでも、直線が多いトラックと、カーブが多いトラックでチューニングが兼用できるわけがないのも事実。
トラックに合わせたギア設定を覚えていこう。

※なお、以下はFクラスを前提に話をしている。


■コースの特徴を分析する
チューニング設定は極端な話、それぞれのトラックに応じてベストなものが異なる。
ただ、大会に出場するわけでもなければ、そこまで細かく設定を切り替えてプレイしている人は希だろう。

多くの人は、「コーナーリング重視」とか、「120キロからの加速重視」とか、「最高速度で192キロまで伸びるように」等、コンセプトを決めてチューニングをしている。

私のオススメは、ターゲットとする戦闘速度と最高速度をあらかじめ決めておき、それに適したチューニングを行う手法だ。

・主となる速度域と、例外的な速度域
ほとんどのトラックは、特定の速度域での走行が多くなる。
例えば、「Ford Ka」である程度エンジンを重視した設定にした場合、

「Bernese AlpsのStadtplatz(アルプスで2番目に長い奴)」では、ほとんどの区間で120Km/hから160Km/hでの走行になる。
例外は長い下り坂で加速する部分で、ここだけは200Km/h近くまで速度を伸ばすことが可能だ。

一方で、「鈴鹿の東トラック(鈴鹿ショート)」では、ほとんどの区間で90Km/hから130Km/hでの走行をし、ホームストレートで例外的に170Km/h付近まで加速できる。

この様に、多くのトラックでは、主となる速度域と、例外的な速度域(基本的にはストレート)を求めることが出来る。
これを元にして、ギア比の設定をバッチリはめてやればいいわけだ。


■高速トラックでのギア比設定
典型的な高速トラックであるスイスアルプスでは、先ほど述べたように主となる速度域は「120〜160Km/h」で、例外的な速度域が「190〜200Km/h」だ。
そこで、主帯域を5速、そこから40Km/h上までを6速に割り振ってやればバッチリ決まる計算になる。

この様にギア比設定をしておけば、トラックのほとんどを5速でシフトチェンジすることなく効率的に走行でき、さらにトップスピードとして200Km/hまで加速できるクルマを作れる。

具体的には以下のような設定となる。
 


■低速トラックでのギア比設定
実は典型的なカーブトラックである鈴鹿東コースであっても、前述のギア比割り振りで問題なく走行できる。
それは、高速トラック用の設定の4速が丁度、鈴鹿の主体域に合致し、その上の5速と6速でストレートの加速を行えるからだ。

ただしこれは理想的とは言えない。
なぜなら、6速が活用される区間が短すぎる反面、主速度域までの加速に1〜3速までしか活用できないからだ。
1〜4速で速やかに主速度域まで加速し、その後はほとんどの区間を5速で走行し、ストレートでのトップスピードを出す際に6速に入れる方が、より理想的なのだ。

主速度域を5速、そこから40Km/h分の加速を6速で行う設定は以下になる。


■ギア比設定のポイント
(1)目的とするトラックの特徴(速度域)を分析する

(2)その速度域内では頻繁にギアチェンジをしなくても済むように設定する

(3)(2)を満たす範囲で、加速はできるだけスムーズに行えるようにする

(4)ひとつのギアでの速度はベンチでの最高速度÷4以内が目安。

(5)あまりに例外的な高速域がある場合は、無視してしまうのもひとつの手